前回までは、主にCEX(中央集権型取引所)について説明してきました😀
今回からは仮想通貨ウォレット(メタマスク等)とDEX(分散型取引所)についての説明になります😃
主要なコインを取引するのであれば、CEXで十分なので基本的には知る必要のない内容ですが、『大手取引所上場前の草コイン・魔界コインの取引をしたい』人にとっては重要な内容です。
いちばん重要な話
まずはじめに、いちばん大事なことをお話します。
知識のない状態でメタマスクを使った仮想通貨取引はしないでください!!
これだけは最初に言っておかなければなりません。
なぜなら、メタマスクを使った詐欺が多発しています。知識無く利用していると高確率で資産を失います!!
「なんか怖い・・・・」
と思った方は、そっとブラウザを閉じましょう。
『メタマスクを使わなければならない状況になったらしっかり勉強する!!』
ということさえ覚えてもらえたらオッケーです🙆
「それでもメタマスクを使った取引がしたいんだ!!」
と思った方は、続きをお読み下さい😀
しっかりとした知識さえ身につければ、詐欺に合う確率を低くすることができます😃
そんなに危険なDEXをわざわざ使うのはなんで??安全な取引所で取引したいよ~
それはね。DEXでしか買えない仮想通貨も沢山あるんだ!!リスクも大きいけど、うまくいったときの利益も大きいから、億り人の夢を見て取引する人も多くいるよ!!
なぜ危険を犯してまでメタマスクとDEXで取引をするのか??
CEXとDEXの違いについてはこちらの記事を参考にして下さい😋
bouneko.hatenablog.com
過去に約30万倍を達成した ぺぺコイン($PEPE)の価格推移
※以下の数値(倍率)は、当ブログが独自で調査した結果となります。チャートや見方によって誤差がございますので、あくまでもご参考程度でお読みください。
ビットコインやイーサリアムのように、主要な仮想通貨はこれからも値上がりが見込めます。しかし、今の価格から数千倍になるのは現実的ではありません。
例えば、2023年に大きく話題になったPEPEコインというものがあります。
このぺぺコインは、生まれてから約二週間でCEX最大手のバイナンスに上場し、最大で30万倍を超える上昇を記録しています。
まずは、このぺぺコインのDEX(ユニスワップ)上場からバイナンス上場までのチャートを見てもらいます😆
このチャートは日足なので、1マス=1日と思って下さい😀
CEX上場とバイナンス上場で大きく価格を上げているように見えますね😻
しかし、このチャートは少し意地悪で、緑色の棒が長いほど大きく利益が出ているように見えるのですが、そう簡単ではありません。
例えば10円が100円になると90円の上昇で投資資産が10倍になりますが、
1,000円が1,100円になっても、価格は100円上がってますが投資資産は1.1倍にしかなりません。
価格が安いとき(時価総額が低い時)に買ったほうが資産を大きく増やせます😀
このチャートの1番左(DEX上場初日)、たった1日で約100倍になっています。
チャートだけ見るとそうは見えませんよね🤣
そして、DEX上場から2日目〜4日目の3日間で、さらに約100倍になっています。
そして大きく上がって見える5日目。
この日は1日で約3倍にしかなっていません😯
DEX上場から5日で約5万倍に跳ね上がっています。
ここからしばらくしヨコヨコしていますが、CEX上場付近の2日間で約4倍。
バイナンス上場が決まった日に約2〜3倍。
そして、バイナンス上場数時間前に最高値を更新して、価格は少しづつ下がっていきました。
(当時リアルタイムでチャートを眺めてました😋)
つまり、CEXの上場自体がファンダとなって価格が上がりますが、上場してから買ってもすでに遅い!ということがよくあるのです。
リスクを承知で爆益を狙うならDEX
上記のぺぺコインからもわかるように、数倍の利益を目指すのであればCEXでも可能性はありますが、100倍・1000倍・10000倍といった爆益を目指すのであれば、DEXが現実的となります。
(CEXでも、大きなレバレッジをかけた取引であれば可能性はあります。)
そのうえ、CEX(とくにバイナンス)への上場自体が大きなファンダとなって、上場前に大きく値上がりします。
上記のぺぺコインの場合も、バイナンス上場直前が最高値で、上場後には価格を下げています。
(もちろん上場後に価格が上がる仮想通貨もありますが)大手取引所に上場する前に購入できるDEXは可能性の塊ではあります。
※一生CEXに上場しない仮想通貨も死ぬほどあります🤣
大きなリスクも伴いますが、まさに宝くじ感覚でDEXの取引をしている人は多いです😋
そもそもメタマスクとDEXってなに?
CEXとDEXの違いはこちらの記事で説明しています😀
bouneko.hatenablog.com
CEXではユーザー間の取引(板取引)でも取引所が間に入って取引を行います。
しかし、DEXではユーザーがプライベートウォレット(メタマスク等)を作成し、保有する仮想通貨はそのウォレット内で自分で管理をします。
そして、DEXと呼ばれる分散型(DeFi)の取引所と個人のウォレットを接続し、スマートコントラクトという技術を使って仮想通貨を購入します。
※スマートコントラクトとは人の手を介さずに自動で取引を実行してくれるプログラムです😀
自分の管理する財布を使って、好きなコインを好きな取引所で売買をするので、CEXよりも通常の買い物に近いイメージかもしれません😀
一般的な買い物と違って注意が必要な点が
①売買する相手が店でも人でもなくスマートコントラクトというシステムである
②接続先の取引所が詐欺の可能性がある
③ウォレットのパスワードが知られると中身を盗まれる可能性がある
④偽物のコインや詐欺コインが多く売られている
⑤あなたの財布の中身や取引履歴は世界中誰でも自由に見ることが出来る
概ねこんな感じです🤕
DEX利用時の注意点は非常に多いので、次回まとめて説明しますね🙂
DEXで取引をするメリット
ネットで検索すると出てくるメリットは?
このブログの1番の目的は『インターネットの情報に騙されない』ですから、【🔎DEX メリット】で検索して出てきたサイトに書いてあるメリットが正しいかを考えてみましょう♪
管理者が居ないからCEXより手数料が安く購入できる?
これを書いているホームページが多すぎる。検索上位の殆どのサイトに書いてありました。
1番のメリットだと書いているページもあります。
「CEXでは運営している取引所が仲介手数料を取るが、DEXでは管理者がおらずスマートコントラクトによって自動で取引をするため、取引手数料を節約できる。」
みたいな内容を多くのサイトが書いているわけですが、これを書いている人たちはDEXでの取引をしたことがないのかな?
もしくは、検索上位のサイトに書いてあるからみんな真似して書いてるのかな?
というのも、DEXでの取引(仮想通貨の売買・別のウォレットへの送金・別チェーンへのブリッジ等)では、マイナーと呼ばれる人たちに支払う【ガス代】という手数料と、トークン自体に個別に設定された【TAX fee】と呼ばれる手数料がかかります。
ガス代はチェーンによっても違いますが、イーサリアムチェーンの規格(ERC20)のトークンであれば、一度の売買で「安くて数百円」「高いときは一万円を超える」ガス代がかかります。
(BSCやPolygonなど比較的ガス代の安いチェーンもあります)
このガス代は常に変動していて、イーサリアムの需要が少ないときは安く、需要が多いときは高くなります。
(ガス代は売買する金額に比例しません。千円分買おうが百万円分買おうが同じ金額なので、一度に購入する金額が高い方がコスパはよくなります)
その為、数千円〜数十万くらいの取引であれば、CEXの方が手数料が安い可能性は高いと思います。
TAX fee(TAXと呼んでる人が多いです)はネットで検索してもあまりヒットしません。
というのも、ネットで【🔍仮想通貨 TAX】と検索しても、TAX=税金 ですから、仮想通貨での売買利益の税金、確定申告等の情報ばかり出てきます🤣
TAXとは、直訳すると税金ですが、仮想通貨売買で言うTAXは、トークンに設定された手数料になります。
おおよそ0%〜10%程度が多いですが、引かれた手数料は『運営費用・今後のマーケティング費用・流動性プールへの還元・バーン(焼却)・リフレクション(リワード・ホルダーへの還元)』等、今後のために使われることが多いです。
このTAXは後からでも変更できる点と高額なTAXを設定することが出来る点が要注意です😎
悪質なスキャム(詐欺)トークンなどは、TAXを高額に設定して利益を得ようとしていることもあるので、DEXでのトークン売買の際は、TAXが何%か?を事前に確認しましょう🤔
このガス代とTAXは、DEXで取引をする上で必須知識です。(CEXだけで取引をしているとほとんど気にすることもありません)
全く同じコインがCEXとDEX両方に上場しているなら、CEXで購入したほうが安く済む場合が多いと思います。
(ガス代格安チェーンでTAX0%のトークンであればDEXの方が安い可能性はあります)
ネットで検索して「DEXはコスパが良いんだ〜!」と思っていると痛い目に遭うかもしれません💦
ウォレットを自分で管理するため、ハッキングに合うリスクが軽減される?
これは、確かに間違ってはいないんです。
過去に、CEXの取引所がハッキングされて多くの仮想通貨が持っていかれる事件も何度かあります。
一方で、メタマスクは「秘密の鍵」「シードフレーズ」「リカバリーフレーズ」といったものを自分で管理するため、そのフレーズを知られない限りはハッキングされません。
メタマスクを使っている人の常識として、「シードフレーズは絶対に他人に教えてはダメ」と言われています。
しかし、そういった危険・リスクを理解しているにも関わらず「自分のウォレットから仮想通貨を抜かれた!」って人を何人も見てきました。
個人的には、『保有してる仮想通貨を抜かれるリスクはCEXの方が少ない』と思っています。
ウォレット・DEXに関する詐欺・注意点はものすごく多いので、次回詳しく説明しようと思います😃
取引所の口座開設が不要なので、住所や電話番号等の個人情報の登録が必要無く、誰でも簡単に取引できる?
まず、「住所や電話番号等の個人情報が不要」の点に関してはその通りです。
CEXの取引所では、登録時に本人確認を行う為、「住所」「連絡先」「免許証の写し」等の提出が必要です(KYCといいます)。
※海外の取引所によっては不要な所もあります。
それに比べて、メタマスクやDEXは個人情報を提出する必要がなく、メタマスクのウォレット作成のみで取引が行なえます。
だからといって「誰でも簡単に取引できる」かどうかと聞かれると『簡単ではない』と言えるでしょう。
DEXでの取引は、注意点も多く、原因不明のエラーも多いので、慣れるまでは大変だと思います😭
取扱銘柄が多く、CEX上場前の仮想通貨を購入できる?
これが一番のメリットです!!
上でも説明したので詳細は割愛しますが、新しいトークンを早期に手に入れるにはDEXでの取引が必須となります。(DEXに上場せずにいきなりCEXへ上場する場合もあります)
たたし、何度も言いますがDEXでの取引は大きなリスクが伴います。CEXに上場しているコインはある程度の信用がありますので安全を取るならCEXをオススメします。
流動性を提供することで、報酬を得ることが出来る?
流動性マイニング・イールドファーミングと呼ばれる手法で、仮想通貨を売買する差額で利益を得るものではなく、保有している仮想通貨をDEXの流動性プールという所に預けて手数料収入を得る方法です。CEXでも行える、レンディング・
ステーキングのようなイメージです。
これらの手法は、売買によって大きな利益を目指すものではなく、コツコツと稼いでいく方法です。
安定して運用できるイメージがありますが、『高利回りを餌に詐欺を行う業者』が非常に多いので、美味しい話に乗らないよう注意が必要です🤔
当たり前ですが、預けている仮想通貨の価格が下がると損をする可能性もありますので、銘柄選びも重要になります🙂
DEXで取引をするデメリット
手数料が高い
上記で説明した通り、DEXでの取引には『ガス代』『TAX fee』と呼ばれる手数料がかかります。
取引する金額とトークンの規格(チェーン)にもよりますが、CEXで売買するよりも手数料が高額になる可能性があります😭
スキャムコイン(詐欺コイン)が多すぎる
DEXでは誰でも自作の仮想通貨を流通させることが出来るため、詐欺コインが非常に多いです。(9割詐欺と思ってもいいくらいです)
実際どのような詐欺コインがあるのかは、次回詳しく説明しますね😎
詐欺ではないにしても価値が上がらない・一瞬で無価値になるコインが多い
上でも言ったように誰でも自作の仮想通貨を流通させることが出来るので、一切価値が上がらなかったり、上場数分でほぼ無価値になるコインも多数あります。
DEXでは数分に1つの割合で新しい仮想通貨が上場しているので、投資する銘柄は慎重に選ぶ必要があります🤔
まとめ
今回はメタマスクとDEXの基本的な部分の説明でした😀
何度も言いますが、メタマスクとDEXを利用する際は、最低限の知識を持ってから取引を開始しないと取り返しの付かない事になりかねませんので、注意して下さい!
次回はとても重要な【DEXの危険性とどんな詐欺があるのか?】の話になる予定です🤓
それでは次回のブログでお会いしましょう😗